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2023.07.20TOEIC900点突破へ

これを知っていればリスニングもばっちり!その2 リンキング

こんにちは!

グローバルクリック代表(外資系CFO/大学講師/TESOL保持者)のHirokiです。

日本人の英語学習で意外と知られていない、もしくは全く紹介もされない項目のひとつに、『英語の発音』があります。

前回の「リダクション」に続きまして、今回も発音の学習における特徴をひとつご紹介します!

リスニングにおいて今まで聞き取れなかった英語が聞き取れるようになったり、よりナチュラルなスピーキングができるようになります。

では、じっくりチェックして最後の練習問題にも挑戦してみてください!

英語の発音の特徴その2 リンキング

今回は、英語の発音の特徴3つのうちの1つ、「リンキング」についてご説明いたします。

1、 リンキングとは?

英語のスピーキングにおいて、単語の音と音を繋げて発音する現象をリンキングと呼びます。

Thank youは「センクユー」ではなく「センキュー」のように聞こえますね。

これは、kとyでリンキングが起きているからなのです。

リンキングを学ぶメリットは、英語のリスニングにおいて、正確に聞き取れるようになったり、自然な英語でスピーキングができるようになることです。

リンキングの起きるパターンを学び、リスニングやスピーキングの力を上げていきましょう!

2、リンキングが起きるパターン

(1) 子音と母音がリンキング 

①破裂音(p、t、d、k、g 、b)+母音

破裂音とは、文字通り、破裂が起きたように発声される音のことを指します。
単語が破裂音で終わっていて、母音で始まる単語が次に続く場合、リンキングが起きます。

フレーズ発音
 ・keep out kíːpáut
 ・put on   pútən
 ・hand out hǽndáut
 ・pick uppíkʌp
 ・change into tʃéindʒintə

 

 

②摩擦音(v、f、s、sh、th )+母音

摩擦音とは、息を摩擦させて出す音のことを指します。
摩擦音で終わる単語の後に母音で始まる単語が続く場合、リンキングが起きます。

フレーズ発音
 ・give up   gívʌ́p
 ・half ofhǽfəv
 ・This is ðísiz
 ・push up púʃʌ`p
 ・both of bóuθəv

 

 

③その他
      
上記に当てはまらない子音+母音のリンキング例です。

フレーズ発音
 ・call on kˈɔːlɑn
 ・warm upwɔ'rmʌ`p
 ・run away rʌ'nəwèi

(2)子音と子音がリンキング(子音+y、子音+u)

フレーズ 発音
 ・help you hélp j júː
 ・than usual ðən j júːʒuəl

(3)母音と母音がリンキング

フレーズ発音
 ・May I  méi j ái

3、リンキングの発音練習問題

リンキングが起きる基本パターンを確認したところで、リンキングの発音練習問題に取り組んでみましょう!

それぞれどこでリンキングが起きるのか考えながら、声に出して読み上げてみてくださいね。

Quiz(A)  give it away

Quiz(B)  keep it

Quiz(C)  Did you do that?

 

 

いかがでしたか?それぞれ見ていきましょう。

 

Quiz(A)の答え

giveが摩擦音で終わっていますね。

ここで注意しなければならないのは、giveという単語は、スペル上ではeで終わっていますが、発音記号はgívであり、vという摩擦音で終わっているということです。

摩擦音+子音(it)なので、gívítとなります。

さらに、itが破裂音で終わっており、次に母音で始まるawayが続いていますので、ここにもリンキングが起き、gívítəwéiとなります。

 

Quiz(B)の答え

keepが破裂音で終わり、続くitが母音で始まっているため、kíːpítとなります。

 

Quiz(C)の答え

この問題は、youに注目してください。

子音+yなので、dídjuです。

言うまでもありませんが、youはよく出てくる単語なので、リンキングのパターンとしてしっかり覚えておきましょう!

 

4、まとめ

その際、ご自身でもシャドーイングを行うことがリンキング上達には有効です。

 

次回は、音の変化2つ目である「フラッピング」についてご紹介していきたいと思います!

 

もしまだ音の変化1つ目の「リダクション」がよくわからないという方は、前回の記事をご参考になさってくださいね!

 

 

 

 

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