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【音読のすゝめ】効果的な音読方法、知ってますか?無料音読教材も配信中!
「音読」と聞くと、中学や高校など学生時代に授業の一環として取り組む「宿題」のようなイメージがあるかもしれません。私自身、英語の授業では毎日決められた範囲の音読をすることが宿題で、大変だった記憶もあります👀
なかなか直ぐに効果が大きく現れるものではないので、サボってしまったり、何となく取り組んだりしていた方もいるのではないでしょうか!
しかし、自分自身の体験として、
音読を 毎日きちんと繰り返すことで、「発音」の面において私自身も私の友人にも、明らかな進歩や改善があった!ということをお伝えしたいのです。
調べてみると、意外と沢山ある音読のやり方。
いざやり方が分かっても、方法が沢山あったり複雑なステップを踏んでいたりすると、実践するのが難しい方や中々続かないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本日は!
「5STEPで出来る!効果的な音読のやり方」をご紹介しようと思います!
きちんとSTEPになっているので、英語の音読に興味はあるけどやり方がいまいち分からない人には是非参考にして頂きたいです。様々なやり方の中から絞って、シンプルな音読方法をご紹介致します。では見ていきましょう!
目次
- ○ 音読って何のためにするの?
- ・①音読の効果
- ・②意味のない音読になっていませんか?
- ○ 5STEPで出来る!効果的な音読のやり方
- ・STEP1「黙読×リスニング」×3
- ・STEP2「分からない」の解消
- ・STEP3「理解度チェック」×3
- ・STEP4「音読×録音」×5
- ・STEP5「オーバーラッピング」×5
- ・番外編:中上級者向け「シャドーイング」について
- ○ 無料音読教材のオススメ
- ・①Voice Tube(初心者〜中級者)
- ・②TED talk (中上級者〜上級者)
- ・③Youtubeの活用
- ○ まとめ
- ・まとめ
音読って何のためにするの?
ではまずはじめに、音読の効果や「良い音読」「悪い音読」について簡単にご紹介します。
①音読の効果
ではまず初めに、 「音読をすることでどんな良いことがあるのか」ということについて簡単にお話しします。冒頭部分で自分の体験として発音の改善の話もありましたが、実はそれだけではないんです。
発音の向上はもちろんですが、実は音読は英語の基礎能力を向上させるのにも効果的なのです!
具体的には、リーディング・リスニング・スピーキングの3技能の向上に良いと言われています。
【リーディング】
特に文章を読むような音読では、必ず文字を声に出し理解するというプロセスを踏む為、文字を理解するスピードが鍛えられ、結果的に文章を読むスピードも向上します。
【リスニング】
今回ご紹介する音読では、書かれている音読文章の内容をきちんと理解するというところもポイントとなっています。これは勿論ただ何と無く読む事を脱却する為でもありますが、それだけではなく、英語を英語の語順で理解する力を養う為でもあるのです。
この力が鍛えられると、耳から英語を聞いたときにもすっと意味が取れるようになるので、リスニング力も向上すると言えます!
【スピーキング】
もともとある文章を読むだけでなぜスピーキングスキルも伸びるの?と思われる方がいるかもしれませんが、音読はスピーキングにも効果があります。単語や表現の習得はダイレクトに役立ちますし、何よりも英語を話す時の文節のまとまりが自然と身につくので、スピーキング時の文章の組み立てに効果が見込めます。
このように、発音だけでなく音読には英語基礎能力の向上を助ける効果もあります。
②意味のない音読になっていませんか?
とは言え、正しい音読のやり方がよく分からないのも事実。
よく分からないけどとりあえず…と、「意味のない音読」になっていませんか?
意味のない音読なんてあるの?と思われるかもしれませんが、
私の意見ですが、「音読する」ことが目的となっている音読が意味のない音読であるように感じます。
例えば、
・恥ずかしくて発音を真似せず、ただ文を読んでいる
・分からない単語や文法・文の構造を理解せず、とりあえずそのまま読んでいる
・繰り返し回数を重ねて、自分の音読に改善が見られるまで音読していない
などなど。
せっかく音読する意欲はあって実行まで出来ているのに、効果を出すまであと一歩の音読になってしまっていては勿体ない!
という事で、効果的な音読にするための5STEPのやり方を紹介していきます。
5STEPで出来る!効果的な音読のやり方
STEP1「黙読×リスニング」×3
まずはじめのSTEP1は、「黙読×リスニング」です。
CDや音源を聞きながら、文章を目で追うという事です。回数の目安としては、3回程行いましょう。
【STEP1のポイント】
・分からない単語や表現・文章があることを確認する(どこが分からないのか、わからない箇所がある事を確認しましょう!)
・タイトルなどから想像されるトピック全体の内容や、なんとなくで良いので主張の構造(ex. イントロ→具体例→筆者の主張→結論など)を理解することを心がける
STEP2「分からない」の解消
STEP1で確認した、分からない箇所を解消するのがSTEP2です!
具体的には、
・分からなかった単語や表現の意味を辞書や日本語訳を確認して調べる
・分からない文法や単語の発音を調べる
など、文章をきちんと理解できる状態にすることがポイントです。
分からないところが解消されると文章の意味が分かるようになり、STEP3以降の音読がスムーズに行えるはずです。
STEP3「理解度チェック」×3
さて、STEP3はSTEP2で解消した分からないところが本当に解決しているか、チェックする段階です。
分からないところを確認した後、もう一度CDや音声を聴きながら文章を目で追いましょう。STEP1のやり方と同様です。
「分からないこと」が解消されていれば、文章の主張・トピックの内容が分かるようになっていると思います。回数の目安は3回ですが、意味がバッチリ分かるなら早めに切り上げても良いです。
確認してみてまだ分からない箇所があるようならその都度きちんと確認するようにしましょう!
STEP4「音読×録音」×5
ついにSTEP4からは、本格的な音読です。
STEP4のポイントは、音読を録音することです!
もし時間がなく、全パートの音読をするのが難しいようなら、音読箇所は絞っても良いです。短い箇所の音読なら、回数を増やすと良いでしょう。
また長文の場合は、パラグラフごとに分けて音読しても良いです。
【STEP4のポイント】
・きちんと録音して音読を自分で確認すること
・CDや音源をできるだけ真似るよう心がけること
確認する事で音源との違いを認識できますし、音読した後に自分の発音・音読が1回目より改善されていることを確認できるはずです!
1〜2回音読するごとに、CDと照らし合わせて、CDの真似を心がけましょう。
STEP5「オーバーラッピング」×5
ついに最後のSTEP5は「オーバーラッピング」になります。
聞きなれない言葉ですが、その意味は単純で、CDや音源などと同時に発音する音読方法のことです。
【聴きながら読む際の注意点】
・遅れたり速すぎたりせず、CD・音源のスピードを守ること
・できるだけ単調にならず、ネイティブのリズムや抑揚を真似する事を心がけること
・ある程度の回数繰り返すこと
回数の目安は5回ですが、ある程度自分で調節しても良いです。
繰り返す事で耳や口がネイティブの英語スピード・リズムに慣れるので、時間があるなら5回と言わず、たくさんチャレンジすると良いと思います。
以上が5STEPでの音読となります!
音読をはじめたばかりの人は、ぜひこの5STEPを意識して音読してみてください。
この5STEPだけでも、きちんとやり方を踏んでやれば、絶対に効果のある音読にすることができます!
一方、中上級者の方にはもしかしたら物足りないかもしれません。
そんな物足りない方のために、最後にSTEP番外編として「シャドーイング」についてご紹介します。
番外編:中上級者向け「シャドーイング」について
オーバーラッピングよりも「シャドーイング」という言葉の方が、聞き覚えがあるのではないでしょうか?
効果的音読方法として有名なシャドーイング。
簡単に紹介してあることも多いですが、実はシャドーイングって難しいんです。
シャドーイングとは、聞こえてくる音源よりも1〜2秒遅れて音読する音読方法です。
それだけ聞くと難しくなさそうですが、実はシャドーイングでは文章などを目で見てはいけないんです。耳で聞いた音声を、1〜2秒遅れて繰り返すのが正しいシャドーイングやり方。耳で聞き、意味を理解し、口で繰り返すトレーニングです。
そのため、音読を始めたばかりの方や英語の初心者〜中級者の方には、まずオーバーラッピングにきちんと取り組む事をオススメしたいです。
中上級者の方はぜひ、シャドーイングにもチャレンジして見てください。
無料音読教材のオススメ
①Voice Tube(初心者〜中級者)
Voice Tubeというアプリをご存知ですか?
英語学習アプリでは、課金型の物も多くありますが、Voice Tubeは無課金でも十分音読教材として有効なアプリです。
様々なトピック・時間の動画が沢山あり、動画のレベルも初心者・中級者・中上級者・上級者用と細かく分かれているので、自分に合ったレベルで学習できます。
また、ポイントとなる表現や単語・日本語訳も充実しているので、音読をする上で教材の意味が分からない、といったような事が起きないのもVoice Tubeの良いところです。
機能や使い方を紹介しているブログがあるので、詳しくはそちらをご覧ください。
【VoiceTubeの機能をチェック】1日10分で英語脳に!VoiceTubeの英語動画がすごいっ!
②TED talk (中上級者〜上級者)
英語学習者なら皆知っていると言っても過言ではない、TED Talkも無料音読教材として使う事が出来ると思います!
ただし、TED Talkは是非、中上級者以上の使用をオススメしています。なぜなら、TED Talkはもともと音読用に作られている物ではないからです。
動画によっては日本語訳スクリプトなども非常に充実していますし、トピックも話者も豊富ですが、自分で動画を選ぶのが少し大変だと思います。
・音読に慣れてきたので、もっと様々なトピックの教材で勉強したい!
・より色々な人の英語に触れたい!
という方は是非、TED Talkをご活用ください。
③Youtubeの活用
Youtubeにも、音読用に作られた動画がたくさん上がっている事をご存知ですか?
実は、Global Clickでも動画をもとにスクリプトなどの音読教材を配信しています!まずは音読を試してみたい方には是非、下記のリンクからブログを訪れてチャレンジしていただきたいです。
まとめ
まとめ
以上音読の効果や5STEPでの音読方法をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
・黙読×リスニング
・「分からない」の解消
・「分からない」の解消チェック
・録音音読
・オーバーラッピング
の5STEPで効果的な音読をすることができます。